栄養士ってなんなんだ

5歳で料理デビュー。14歳で栄養士になることを決める→専門卒栄養士。社会人6年目にして現在、4か所の職場/栄養士ってなんなんだ。/細胞レベルで食がすき /料理/映画/本

【最新まとめ】超スペシャル!糖質制限のパイオニア、江部康二先生の公演聞いてきた!

糖質制限」が今ブームとなって、よく聞くようになったと思いませんか?

そんな、糖質制限を日本で提唱しはじめたお医者さんの公演会に行ってきました!!

 

 今も議論が続く、話題の「糖質制限」それはなんなのか。

 

 糖質制限のパイオニア、江部先生の著書をはじめ、糖質制限の本も読み漁り、特集された雑誌も買い、ネットニュースも散々読みました。けど、わからない事も多い。

情報に翻弄されている方も多いんじゃないでしょうか。あたしも右往左往しながらいったいどういうことなのか知りたいと思っています。


もっと詳しく、根拠や糖質制限について知れたらな。信じてもいい情報なのか、なにがでたらめなのか。知りたいですし、知ってないとな。と考えています。

 

なので、直接、話を聞きたい!聞いた方が納得できる!とおもって今回、公演会に行ってきました!!

 

 

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糖質制限に興味を持った理由

 

1番は、あたしが栄養士だからです。栄養士の資格を取得するために、専門学校で栄養学を学んできましたが時に、学校で教えてもらう栄養学や長年、使われてる栄養摂取基準や考えて方が、「実は違う」ということを聞きます。

 

いや、あたしが学んだところは、栄養士学校だよ!と思ってしまいますが、本当にそうなのか?学校で習ってたことが違うとなれば一大事だ!と思って気になってしまいます。

 

そのひとつが、「糖質制限」でした。

学校では一般的に、1食のバランスは炭水化物は60%、主食が必ずあってエネルギー源とする。と習いました。学校で習わなくてもほとんどの人が知っているし、長年そうしてきたんじゃないでしょうか。

 

なのに、それを「実は違う」といっていたからです。

聞いたからには徹底的に調べてみようと。6年程前から常々情報を集めています。

 

もう一つは、やせたい・病気になりたくない。からです。

糖質制限が脚光を浴びているのは、「やせる」からが大きいと思います。短期間で結果がでる。というので飛びついたのは、あたしです。

それプラス、病気になりたくない精神の塊であるあたしは、病気のリスクも減らせる。ということも聞き、情報あつめにドハマりしました。

 

 

 

今回の公演がスペシャルな理由

 そんな、あたしにとっては今回の公演はとてもラッキーでした!

 というのも、

 

①江部先生が東京に来る

糖質制限スペシャリスト3人のトーク

③それが会員じゃなくても3、400円で聞ける

 

 

江部先生は、関西の高雄病院の院長で関西を中心に公演をされています。東京公演は年に一度くらいかな。関西行かなくても聞けちゃうのはやっぱり嬉しい。

 

それに加えて、コラボ公演だった。これがすごい。糖質制限スペシャリスト3人のトークが1度に聞けるのはラッキーでしかない。

 

その3人とは、

まず1人目は、高雄病院理事長。日本糖質制限医療推進協会の理事長も勤めてらっしゃる糖質制限のパイオニア、江部康二先生。

 

2人目は、東海大学名誉教授 大櫛陽一先生。

3人目は、なついキズやけどのクリニック院長、専門は形成外科。「創傷・熱傷の湿潤療法」を提唱し『傷はぜったい消毒するな』の著者、夏井睦先生。

 

 

江部先生と夏井先生はそれぞれ、こちらの本を読んでいて知っていました。

 

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そんな、自身の著書もある院長2人と大学の名誉教授のお話を1度にきける。

 

 

つまり、

 超スペシャル豪華お得な糖質制限公演会

だったわけです!!伝わってますかーー自信がありません!

 

それが、3、400円で聞けるんだから行かないわけにはいかない!正直、安すすぎます! 

 

 

 

というわけで、さっそく公演内容をまとめていきます!

ここからの情報は取りいれるか、取りいれないか。自分で決めてくださいね!

糖質制限をすすめたい訳でも、やってほしい訳でもないです。

 

 

第 1部 江部先生

今回は著書を読んだことある人、糖尿病の人、お医者さん、看護師さん、糖質制限を実践している人向けの公演だったなと思いました。サクッと内容確認!といったかんじでした。

 

おおまかには、

①人類の食生活の変遷 人類史

②人体と糖質 ブドウ糖ミニスパイクについて

糖質制限が有効な生活習慣病

④糖尿病・肥満増加の原因

⑤糖尿病と糖質

⑥今後の糖質制限食について

⑦結論

といった内容でした。

 

あたしは、糖尿病ではないし、医者でもなく、病院栄養士でもないので糖尿病と糖質制限についてはよくわかりません。興味もそんなにない。

 

知りたいのは、予防のための食事です。興味深かったのは、前半の①人類の食生活の変遷 ②ブドウ糖ミニスパイク ③糖質制限が有効な生活習慣病です。

 

「人類の食生活の変遷」

700万年前は糖質制限食(狩猟・採集生活)だったこと。

たった、1万年前から農耕時代になったこと。

 

旧石器時代は、糖質を摂取していなかったから虫歯率が0%だった。

縄文時代にフルーツなどを食べ始めたから、虫歯率が8%になった。その後さらに虫歯率は上昇した。

 

18世紀にフランスで穀物精製技術を開発したことにより、精製された炭水化物を日常的に食べるようになり、人類史上、特に血糖値を上昇させやすい食物となった。

インスリン大量追加分泌によって人体にとって歴史上未経験の非常事態である。

 

 

ブドウ糖ミニスパイク」

糖質を摂取したときの血糖値の急激な上昇をブドウ糖ミニスパイクという。

 食後、血糖値の上昇は160mg未満が理想である。

食後、180mgを超えてくる食事がつづくと、インスリンを出す、膵臓のβ細胞が疲弊して最終的にはインスリンが出にくくなる。

 

ブドウ糖ミニスパイクとインスリン追加分泌の積み重ねが、酸化ストレスを増大させ、代謝が乱れるためアトピー・アレルギーの根本要因となっている。

 

 

糖質制限が有効な生活習慣病

最初は、糖尿病にだけ有効だと考えていたが最近は、あらゆる生活習慣病にも効果が期待できる。

 

メタボリックシンドローム

・肥満にともなう高血圧

アトピー性皮膚炎

・花粉症

逆流性食道炎

・歯周症(歯周病)

潰瘍性大腸炎(難病指定)

 

などが報告として実際にあった。まだまだ可能性としては改善、出来ている症例もある。

 

 

第2部 大櫛先生

大櫛先生は、ケトジェニック食=スーパー糖質制限食を中心に話されました。

 

①ケトン体と遊離脂肪酸について

②呼吸について

コレステロールについて

中性脂肪について

⑤まとめ

 

医療向けの話だったのであんまり前半は理解できなかった。あたしが、注目したのは③コレステロールについて、④中性脂肪について、でした。

 

コレステロールについて」

LDLは悪者だといわれているが、実際はそんなことない。日本の特定健診において。LDLは140mg/dl以上だとひっかかる。だけど、米国では190mg/dl以上でひっかかる。糖質制限をしだすとだいたい170mg/dlくらいになるので日本基準だとひっかかる。糖質制限はダメだといわれてしまう。

 

実際は、コレステロールは体に必須の物質で5つの役割がある。

1、60兆個ある細胞膜の構成要素

2、約1,000億個の脳神経細胞

3、ほるもんの原料

4、消化液の原料

5、ビタミンDの原料

 

コレステロールは悪者である可能性は低い

 

中性脂肪について」

中性脂肪は、空腹時でも大きく変化するものであり、日本の基準値は低すぎる。

根拠もあまりないとのこと。

 

 

第3部 夏井先生

夏井先生は2:8の法則とヒトの行動について、話されました。

ちょっと変わった、視点からの糖質制限ですが1番面白かったです!

 

①2:8の法則

②2:8の法則と人類史

③2:8の法則と糖質制限

④人と糖質、過去・現在・未来

 

「2:8の法則」

こんな人、いませんか?

痩せたいけど、ご飯・ラーメン・お菓子がやめられない人。

いますよね?

糖質制限を知って、気軽にはじめるのが10人中1、2人。10人中8~9人が聞いただけで拒否する。なにか新しいこと話すと全く聞かないひと、否定的なひと。

 

これが、2:8の法則に当てはめられる。

オリジナルは、「パレートの法則

<全体の数値の大部分は、全体を構成するうちの1部の要素でが生み出している>というかんがえのもと、生み出せされたのが2:8の法則。

 

集団の1部、2割は好奇心旺盛で、やってみないと分からない。規則は変えてもいい。という考えで行動する人。今ならインフルエンサーの様な人達がしっくりくる。

 

残り8割のうちの、2割はなんでも否定し変化を嫌がる。「やって、何か起きたらどうするんだ」が口ぐせ。な人達。残りの中間層は観客。ってかんじ。

だから、糖質制限を提唱してから、批判する人がいて当然である。いまその状況がある。

 

「2:8の法則と人類史」

人類の進化について考えて、人類史をみてみると、人類の誕生直後は誘導採取生活で変化を求めていない、変化が必要としなかった時代だったため、8割ほうの考えが有利に動き、2割の意見は必要とされないため進化が遅かった。

 

最終氷期で、環境がガラッと変わり新しいライフスタイルを必要としたためヒトの脳が発達し2割の意見が必要になってきた。→ここからの変化が著しく進化が進んだ。

 

また、2割の人は新パラダイムには果敢に挑戦し、危険にも合うため死亡率(失敗)がめっちゃ高い。行動力のアホである。

 

「2:8の法則と糖質制限

つまり、糖質制限の状況もおなじで新パラダイムである。

今までの生活を変える主張だから否定されて当然。

 

「人と糖質 過去・現在・未来」

人が糖質を食べるようになったのは、1人のアホがドングリを食べてみよと試しに食べた。けど、まずかった。だけど、別のアホがドングリを加熱すれば食べれると思って試したら食べられた。

 

これは、定住生活をするのに革命的な発見となった。

このように、いまの食物は過去の人類が危険を冒しながらも発見していった結果。

 

とくに、糖質(小麦・米・トウモロコシ)は人類の好きな、甘みのある美味しい食べ物だったため多くの人が好み、新しいものを否定する人たちも積極的に受け入れて広まっていった。

 

現在、糖質は日常的に食べているが食べられるのは、人類の開発産物であり人工物である。簡単に死なないだけの食物が手に入るため「とりあえず、糖質食べていれば大丈夫」と食について考えなくなっている食に困らなくなった。それに伴い、人口増加。

 

この先の未来で考えられことは、世界人口のさらなる増加。農産物の減少、淡水・地下水の減少、異常気象…これまでの食習慣/食の常識を変える。糖質制限がそれにあてはまる。

 

 

 

さいごに

いかがだったでしょうか、糖尿病患者さんのためのまとめ記事にはなっていませんが、糖質制限について知れたことがあったでしょうか。

 

普段聞けない方々の話を聞くのは刺激的で良い勉強になりました。

 

今回、糖質制限について理解はかなり深まりました。

糖質制限の利点がわかったからこそ、糖尿病や何かしらの病気になっている場合と健常者がする食事を一緒にするのはダメだなと思いました。

 

糖質制限について、あたしは積極的にすすめたいと思ってません。いろんな情報を集めて、最終的に決めるのは自分です。食事法なんて誰かに勧めるものでもないなと思ってます。先生方もこういう姿勢で話されていたのが1番の学びになりました。

 

病気なら、必ずお医者さんと相談して治療として医師または栄養士の指示に従うのが絶対いいです。食事療法は気軽にできることじゃないですね。

 

また、機会があったら学びにいきます!

 

 

 

 

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おみやげにこれもらった!ありがとうございました!!